TOP > コラム(最新号)> アーカイブVOL.3
ガーデニング・造園・園芸関連・植物等、弊社スタッフが「みどり」について熱く語ります。月1回更新の予定です。
三島楽寿園に行ってきました
 
(2008/01/14)
面白い花を見つけました
 
(2006/06/27)
春の花たち
 
(2006/05/08)
法面緑化工事
 
(2006/03/16)
緑のデザイン賞
 
(2006/02/07)
寒くなりましたが
 
(2005/12/20)
幸せの黄色の花が咲きました
 
(2005/09/12)
O邸のお庭
 
(2005/07/23)
生垣を考えてみました
 
(2005/06/03)
サクラの花が咲きました
 
(2005/04/19)
待ち遠しい春とともに
 
(2005/03/08)
もうすぐ春
 
(2005/02/07)
干支に因んだ植物
 
(2005/01/01)
早くも一年が・・・
 
(2004/12/07)
モミジ
 
(2004/10/29)
あさがお
(2004/09/17)
不思議な華「曼珠沙華」
(2004/08/16)
秋が来た。
私は、他人がなんと云おうと秋が好きだ。澄んだ空気に、稲刈りの終わった田と山々の紅葉した木々との一体感がたまらない。暗く厳しい冬に臨む前の一瞬の清涼感と開放感は何物にも代え難く愛おしい。

モミジとは「紅葉づ」(もみづ)という動詞が語源で、草木の葉が秋に紅葉または黄葉する様を指した。しかし、紅葉といえばイロハカエデが一番美しくポピュラーであったため、いつの間にか「もみじ」の代表となり現在に至った。
また、「もみじ」には紅葉を意味するほかに、やはりイロハモミジに起因して、手形上に切れ込んだ葉形についてもいうようになり、モミジバゼラニューム、モミジアオイ等全く紅葉しない植物も「もみじ」の名を頂いた。

よく、「モミジとカエデの違いは?」と聞かれることがある。植物学的に云えばモミジはすべてカエデ科カエデ属で、「モミジはカエデ科の1品種」といえるが、イロハモミジの存在があまりにも大きすぎ(美しすぎ)、別のモノと考えられてしまっている。

カエデ属に共通する解りやすい特徴は、長い柄を持つすべての葉が対生であること、種子に2枚の翼があることなので、一度よく観察して見てほしい。
しかし、それぞれの業界ではどういう理由か定かではないが独特な呼び方をする。園芸界では、葉の切れ込みが深いものをモミジ、浅いものをカエデ、盆栽界ではイロハモミジやヤマモミジ、オオモミジのように葉が5つ以上に切れ込んだものをモミジ、それ以外のものをカエデと呼んでいる。
 
余談であるが「もみじ」は鹿肉の俗称でもある。猪肉は「ぼたん」、馬肉は「さくら」、日本語は奥ゆかしく風情がある。
「鹿肉=もみじ」のいわれは、鹿猟がモミジが真っ赤に色づく時期に始まり、花札でモミジの背景も鹿であることからいわれ始めたとされる説や、その関連で、取り合わせや配合がよいことの例とされることわざの「モミジと鹿」からという説がある。ちなみに、「猪肉=ぼたん」は、同じくことわざの「獅子に牡丹」から、獅子をイノシシと読み替えた。「馬肉=さくら」は、馬肉の鮮やかなピンク色からといわれている。では、虎肉は「たけ」に違いない。

カエデの仲間を育てることは、一般にさほど難しくはない。しかし、剪定は難しい。コツは太い枝を抜き、細い枝を残し、柔らかな感じに仕上げるのであるがバランスが難しい。このカエデの剪定で腕前の判断が出来る。プロにとってはやっかいな植物である。

紅葉する植物は多い。ニシキギ、ナナカマド、ハゼノキ、オオヤマザクラ、ドウダンツツジ等どれも美しい。しかし、やはりモミジである。

モミジの四季は、春の芽出し、夏の盛り、秋の紅葉、晩秋の落ち葉で終わり、年明けから春の芽出し準備が始まる。どこか人間臭く人の一生と似ていると思うのは私だけであろうか。
(写真提供 小林モミジ園)
 
 
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