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園芸店の12月は特別の意味を持ちます。「一年の締めの月だから?」「ボーナス月だから混んで売上も期待できるからでしょ」それもあります。しかし、私の言う特別の意味を持つ月というのとは若干違います。12月は月初から売れ始め、31日をもって売れる日が終わり、1月1日からは全く売れない日になってしまうからです。たった1日で天国から地獄へ真っ逆さまになってしまいます。
つまり、短期間にどれだけ売り、月末には売り漏らし(在庫)をどれだけ少なくするかという能力が問われる月なのです。
主な商品はシクラメン、ポインセチア、シンビジューム、パンジー、ビオラ等。シンビジュームやパンジー・ビオラは1月以降でもまだ売れるが、シクラメンとポインセチアは全く売れなくなり、特にポインセチアは、12月25日までとシクラメンより数日早く終わってしまいます。

この時期、園芸店やホームセンターに加えシクラメンの生産農家も産地直送を唱って参戦してくるから、猛烈な争いになってしまいます。
経営者の皆さん、12月の売上がダウンして在庫が増えたという実績が出たら、「うちの店は園芸店としての能力が落ちているあるいは無い」と認識して下さい。
さて、話は変わりますが、園芸店の多くが絶不調である事は皆さんご存じの通りです。
「原因は?」と聞かれれば、このページをお読みの関係者の方ならすぐに何点か頭に浮かぶ事でしょう。おそらく、天候のせい、不況のせい、近くにホームセンターが出来た等ではないでしょうか。でも、ちょっと待って下さい。こんな事はどの業界にもある事で、園芸業界に限った話ではありません。他の業界ではこんな事は立派に乗り越え、逞しく再生をしています。では、なぜ園芸店だけが絶望的な状況が続くのでしょう。
 
原因は次の二点につきます。

第一に 園芸店はお客を感動させていない。
園芸用品は生活の必需品ではありません。無くても生活にさほど不自由な思いはしないため、購買の優先順位はかなり低いのです。購買意欲をかき立てるのは感動させるしか有りません。幸いなことに、四季折々の花々は黙っていてもお客の来店を促してくれているので、この人達を感動させることです。商品での感動、展示での感動、接客での感動、サービスでの感動を与えることです。次には間違いなくリピーターになっています。
今は、関東のどの園芸店に行っても「ワーすごい!」とか「ウーンやるねー」といった感動は無い。あきれるほど有りません。

第二に 園芸店は従業員に教育をしていない。
店が客を失う最大の原因は、従業員の無礼な態度や何気ない一言です。商品の不具合や価格ではありません。多くの園芸店の、大半の店員は、小売業の基本中の基本とも言える「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」も言いません。一事が万事で、こんな店員に満足な商品情報やアドバイス、店舗の片づけや清掃など望むべくもありません。
これは園芸業界が、事の重要性を認識しておらず、人の部分に投資をしていないと言う致命的な欠陥をうかがわせるものです。これでは客は逃げてしまいます。

皆さん客観的に自分の店を見て下さい。いかがですか。

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